第9回鉄道総研講演会

<地球環境と文明の明日>

加藤 三郎

加藤 三郎 (かとう さぶろう)

  環境・文明研究所所長


 世界の人口増加、都市の膨張、そして技術を基礎とする経済社会の進展により、

21世紀にかけての地球環境問題は、深刻の度を深めると予測されている。その結

果、気候システムの異変や環境の劣化による食糧の不安定供給、安全な水の不足な

どの発生とともに大量の難民の出現、テロの頻発など21世紀の人類社会は不安定

さを増すことが懸念される。                        

 このような事態に対し、20世紀とは何であったのか批判的検討が必要となって

おり、特に社会の「持続性」に関心が寄せられるようになってきている。国連も国

も自治体や企業等も対応をとりつつあるが、社会を転換させるツボとして価値観の

転換、制度の変革、そして技術の革新の重要性を強調する。          
  


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