第10回鉄道総研講演会

計測システムと電力設備

佐々木 伸



 山梨実験線の走行試験は、3年間で実用性評価を行うために、走行条件を設定してデータを取得、解析しながら進められている。このために、計測システムが車上、地上での計測データをリアルタイムで集中管理し、解析機能により迅速な処理結果出力をサポートしている。ここでは、計測システムとデータ処理の流れを述べる。
 また、走行試験は地上側の電力制御による自動運転によっており、保安ブレーキで担保される安全な走行領域を順次拡大して速度上を行っている。この間、電力設備は、走行目標に対する追従制御性能、制御系への外乱に対する安全性、高調波の抑止などの調整確認を行っており、その状況について述べる。


佐々木 伸 (ささき しん)
(財)鉄道総合技術研究所 浮上式鉄道開発本部 電気部長


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