第12回 鉄道総研講演会 「21世紀の鉄道に向けた研究開発」

鉄道総研講演会

鉄道の省エネルギー・新エネルギー技術

電力技術開発推進部 部長 持永 芳文
車両技術開発事業部(駆動制御担当) 主幹技師 渡邉 朝紀


 電気鉄道は大出力化が可能でエネルギー効率の高い輸送機関であるが、例えば、1996年度のJR7社および民鉄の総使用電力量は 209億 kWhと大きいため、運転電力の省エネルギー化を図ることは重要な課題である。このため、車両の軽量化や電力回生エネルギーの有効利用、および省エネルギー運転などが必要である。
 一方、電気鉄道は変動が多い負荷である。このため、電力貯蔵によりピーク負荷の平準化を図ることや、電圧変動を抑制することが電力設備の有効利用の面から望まれる。さらに、地球環境に配慮した新エネルギーとして期待される太陽光発電や、将来技術として燃料電池や水素エンジン搭載の車両などについてもふれる。



講演会トップページへ 講演会トップページへ

Copyright(c) 1999 Railway Technical Research Institute