第12回 鉄道総研講演会 「21世紀の鉄道に向けた研究開発」

鉄道総研講演会

在来鉄道への超電導技術の応用の可能性

浮上式鉄道開発本部 本部長 中島 洋


 鉄道における超電導磁石の応用の代表的な対象として浮上式鉄道が挙げられるが、在来鉄道においては、その冷却に伴う問題等の制約から応用は皆無の情勢にある。
 しかしながら、約10年前に発見された高温超電導磁石に伴う技術は、当時想定された以上の進歩を達成しつつあり、液体窒素温度領域での実用化の目処が見え始めている。
 この結果、超電導磁石の応用は幅広い分野において広がる可能性が高まっており、在来鉄道においても例外ではなくなってきたと言える。ここでは、超電導技術の持つ魅力と在来鉄道への応用の可能性について紹介する。


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