平成17年度入社式について

平成17年 4月 4日
財団法人 鉄道総合技術研究所

 財団法人鉄道総合技術研究所は、下記により平成17年度入社式を行いましたのでお知らせいたします。

日  時:平成17年4月1日(金) 11時から
場  所:財団法人鉄道総合技術研究所内 大会議室
列 席 者:秋田理事長、垂水専務理事、岡本専務理事、白取理事、稲見理事、内田理事、
  上山企画室長、中道総務部長、渡邊経理部長、國分情報管理部長、
  田中国際業務室長、村田事業推進室長、御船ISO審査登録センター長
採用職員:21名(博士4名、修士17名)
式 次 第:@開式
A辞令交付
B理事長挨拶
C平成17年度採用職員代表あいさつ
D閉式

理事長挨拶要旨

 世の中は、相変わらず世界的に先行き不透明である。鉄道はというと、少子・高齢化によりお客様が減るのではないかといった懸念もある。その反面、鉄道は地球環境問題に優れているということで、期待・関心が更に高まってきており、様々な外部の企業も鉄道の技術開発に参入をしようとしている。また、自動車産業界も地球環境問題を解決すべく、様々な取り組みにより、その方向は徐々に鉄道に近づいて来ている状況にある。
 そのような中、鉄道総研も鉄道固有の問題だけでなく、交通全体を考えるという視点での研究開発・技術革新に取り組んでいく必要があり、皆さんの活躍を大いに期待している。
 皆さんは、鉄道の研究を志向して鉄道総研に入社され、今日からその一員になった。また、入社前に思い描いたことと多少違う様子も感じられるかもしれない。鉄道総研は、純粋な基礎研究を行う場ではなく、実際に役立つ研究開発を行う場であり、鉄道のフィールドから乖離した研究開発は考えられない。常にそのことを念頭に取り組んで頂きたい。
 鉄道の先輩として、アドバイスを一つ、それは常識ということである。企業人・社会人としての常識を備え、次に鉄道の常識を体得して頂きたい。また、研究開発に携わる中で、これは常識だと思われている技術的な課題が、実際には違うということもあるかもしれない。少し切り口を変えた、常識を否定するという意味での「否常識」も時には持って取り組めば、新たな課題を見つけることができる可能性がある。
 新しい環境の中で、一日も早く鉄道総研の生活に慣れ、活躍されることをお願いする。

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写真:鉄道総研 平成17年度入社式で挨拶する秋田理事長



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