新たな基本計画(RESEARCH 2010)の概要について

平成21年12月11日
財団法人 鉄道総合技術研究所

平成22年度からの財団法人 鉄道総合技術研究所(以下、鉄道総研)の活動に関する5年間の基本計画が、平成21年11月30日に開催された評議員会・理事会において承認されました。鉄道総研は、平成22年4月1日より、新たな基本計画に基づき研究開発を進める予定です。

基本計画の名称は、RESEARCH 2010 〜鉄道の持続的発展を目指して〜 です。これまでの研究開発の進展および鉄道を取り巻く昨今の状況の変化を反映させつつ、鉄道技術に関する総合的な研究所として各界からの負託に応える活動を効果的に推進し、鉄道の持続的発展を目指すために、平成22年度以降の基本計画を新たに策定しました。

研究開発の目標として、鉄道におけるさらなる
  • 安全性の向上
  • 環境との調和
  • 低コスト化
  • 利便性の向上
を目指すとともに、新しい領域への挑戦として、シミュレーション技術の高度化を進めることにより、鉄道総研の得意分野の拡大を図ります。また、経済情勢を勘案し、さらなる研究開発の効率化に努めます。
 運営面では、国鉄改革後に入社した採用職員が7割を超えている状況を鑑み、新旧世代間における技術断層が生じないように、鉄道技術の継承に特に注力することとします。

鉄道総研は、改めて研究所設立の原点に立ち戻り、新しい基本計画を通じて、鉄道事業者との緊密な連携を図りつつ、鉄道の安全性の向上、環境問題への対応、運営の低コスト化、快適性・利便性の向上を研究開発の目標とした基礎から応用にわたる広範で高度な研究開発を行うことにより、日本の鉄道を持続発展させ、もって我が国の社会経済の発展に寄与するべく、全力を尽くす所存です。


(参考)「目標」と「柱」のイメージ図


(参考)鉄道の将来に向けた研究開発のイメージ図




プレスリリースへ戻る

HOME
RTRI ホームページ

Copyright(c) 2009 Railway Technical Research Institute