「ISO/TC17/SC15国内審議団体」の引受けについて

財団法人鉄道総合技術研究所(以下、鉄道総研)は、ISO(国際標準化機構)/TC17(鋼)/SC15(レール及び附属品)国内審議団体を引受けましたのでお知らせします。


鉄道総研鉄道国際規格センター(以下、規格センター)は、これまでのIEC(国際電気標準会議)/TC9(鉄道電気設備及びシステム)国内審議団体としての活動に加え、ISO(国際標準化機構)における鉄道技術に関する国際標準化活動も一元的に行うことにより、わが国の鉄道輸送のさらなる安全確保と鉄道産業の発展を図り、もってわが国の社会経済の発展に寄与することを目的として活動を開始しました。

この度、その活動の一環として、社団法人日本鉄道施設協会殿のご理解・ご協力を得て、ISO/TC17/SC15国内審議団体の移管申請を日本工業標準調査会に提出し、5月18日付けで了承を頂きました。

国内審議団体は、該当する分野の国際規格作成・審議等に関する国際標準化活動を担当しており、ISO/TC17/SC15国内審議団体の引受けにより、IECに加えてISOにおいても、鉄道総研が正式に活動できる基礎が出来たことになります。

なお、現在、ISO/TC17/SC15の担当する範囲は表のとおりです。

表 ISO/TC17/SC15が担当するISO規格
規格番号制定年規格名称関連JIS
ISO 50031980非熱処理鋼製平底鉄道レール及び分岐器類用特殊レールJIS E 1101
ISO 6305-21983炭素鋼タイプレートJIS E 1110
ISO 6305-31983鋼製マクラギ
ISO 6305-41985非熱処理鋼製ナット・ボルト及び継目板・レール締結用高張力ボルト・ナットJIS E 1107