公益財団法人鉄道総合技術研究所の職員が文部科学大臣表彰を受賞しましたのでお知らせいたします。
なお、表彰式は、4月17日(火)12時10分から文部科学省講堂(東京都千代田区)において行われました。
受賞業績: | コンクリート部材の破壊進展評価の研究 | |
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受 賞 者: | 構造物技術研究部 コンクリート構造研究室 副主任研究員 | わたなべ けん 渡辺 健 |
受賞業績: | コンクリート部材の破壊進展評価の研究 | |
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受 賞 者: | 渡辺 健 (わたなべ けん 公益財団法人鉄道総合技術研究所) |
社会基盤構造物の安全性を確保するために、その破壊現象を解明し、その知見を設計や計画に反映することは、今日の都市が抱える防災や環境などの問題に対処する上で、重要な課題であった。
そこで、社会基盤施設の主要構造材料であるコンクリートが、構造物中で如何に破壊に至るかを詳細に計測、評価する手法を確立し、コンクリートの破壊現象と構造部材の機能喪失との関係を明らかにした。
本研究成果は、建設材料・施工技術が急速に開発され、旧来の照査体系の適用には限界があったコンクリート構造分野において、経験値や安全係数に頼った現行の算定法を脱却し、合理的な照査体系の構築を可能とするものと期待される。
私が進めたコンクリートの破壊進展評価に関する研究は、研究者ごとに差が生じやすいコンクリートの破壊現象への認識に興味を持ち、この認識の差を五感に従い追究していくことで進められました。 |
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