ISO/TC269議長の選出および国内審議団体の引き受けについて

ISO(国際標準化機構)/TC269(鉄道分野専門委員会)の議長に公益財団法人鉄道総合技術研究所(以下、鉄道総研)情報管理部長 西江勇二が選出されました。また、鉄道総研が、ISO/TC269の国内審議団体を引き受けましたのでお知らせいたします。

ISOでは、本年4月、IEC(国際電気標準会議)/TC9(鉄道用電気設備とシステム専門委員会)の担当範囲を除く鉄道全般の国際規格を審議する専門委員会であるTC269を設置することを決定し、本年10月30日〜31日に第1回総会をドイツ・ベルリンで開催することにしています。

今般、国際規格に関するわが国の窓口である日本工業標準調査会(JISC)より、鉄道総研 情報管理部長 西江勇二がISO/TC269の議長として選出された(任期は平成29年まで)との連絡を受けました。これにより、日本もISO/TC269における中心的役割を担うこととなります。また、JISCより、ISO/TC269に対して日本を代表して国内の意見を取りまとめる国内審議団体を、鉄道総研が引き受けることになりました。

鉄道総研では、平成22年4月に鉄道国際規格センターを設立して、鉄道技術に関する国際標準化活動を一元的に行う体制の整備を図ってまいりましたが、この度のISO/TC269国内審議団体の引き受けにより、IECに加えてISOにおいても鉄道の技術全般に関する国際標準化活動に一層の力を注いでまいります。