「日仏鉄道技術シンポジウム2012」を開催しました

公益財団法人鉄道総合技術研究所(以下、鉄道総研)は、日仏工業技術会、在日フランス大使館他との共催として、「日仏鉄道技術シンポジウム2012」を開催しましたので、お知らせします。

今回のシンポジウムは、2007年に開催された第1回に続く2度目の開催であり、副題を「自然災害と鉄道 −日仏の災害の特徴と防災技術−」として、鉄道の防災に携わる両国の第一人者を招いて活発な議論を行いました。フランス側からはフランス国鉄(SNCF)のほか、フランス鉄道線路事業公社(RFF)、フランス運輸・整備・ネットワーク科学技術研究所(IFSTTAR)がフランスの自然災害に関連した講演を行い、日本側からは独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構、東日本旅客鉄道株式会社、鉄道総研が自然災害の実状や最新の防災技術について講演を行いました。特に東日本大震災の被災状況や復旧工事についての関心は高く、定員を超える多数の方々にお集まりいただきました。

1.開催日時平成24年9月27日(木) 13:30から18:00まで
2.場  所日仏会館ホール (東京・恵比寿)
3.主催等
主催:日仏工業技術会、在日フランス大使館、日本経済新聞社、 公益財団法人鉄道総合技術研究所、フランス国鉄(SNCF)、フランス鉄道線路事業公社(RFF)、 公益財団法人日仏会館、フランス運輸・整備・ネットワーク科学技術研究所(IFSTTAR)
後援:国土交通省、東日本旅客鉄道株式会社
協賛:一般社団法人日本鉄道技術協会、一般社団法人日本鉄道施設協会
4.参加人数165名(主な参加者:鉄道事業者、関係メーカー、研究機関等)
5.プログラム
(1) 開会の辞
日仏工業技術会 会長
高橋 裕 氏
(2) 挨拶
公益財団法人日仏会館 副理事長
廣田 功 氏
(3) 来賓挨拶
国土交通省鉄道局技術審議官
高橋 俊晴 氏
(4)「日仏鉄道技術交流を振り返る」
日仏工業技術会 鉄道交通委員会 委員長
菅 建彦 氏
(5) 基調講演「自然災害と鉄道:土木工学研究の観点から」
フランス運輸・整備・ネットワーク科学技術研究所(IFSTTAR)副理事長
ヴァンサン・モティカ 氏
(6)「日本の自然災害と鉄道総研の研究開発」
公益財団法人鉄道総合技術研究所 専務理事
市川 篤司
(7)「RFFの自然災害対策」
フランス鉄道線路事業公社(RFF)革新・標準化ユニット長
オリヴィエ・カズィエ 氏
(8)「東日本大震災による鉄道被害とJR東日本における研究開発の取り組み」
東日本旅客鉄道株式会社 JR東日本研究開発センター 防災研究所 所長
島村 誠 氏
(9)「東日本大震災による第3セクター鉄道の被害と復旧」
独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構 工務統括役
中山 範一 氏
(10)「フランス鉄道ネットワークにおける自然災害危機管理」
フランス国鉄(SNCF)技術局長
エマニュエル・マニエ 氏
(11) 総括
在日フランス大使館 産業技術イノベーション特別任務官
ジャック・マルバル 氏
(12) 閉会の挨拶
公益財団法人鉄道総合技術研究所 理事長
垂水 尚志
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写真 基調講演を行う
フランス運輸・整備・ネットワーク科学技術研究所(IFSTTAR)副理事長
ヴァンサン・モティカ氏
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写真 「日本の自然災害と鉄道総研の研究開発」について講演する
鉄道総研専務理事 市川篤司
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写真 閉会の挨拶をする
鉄道総研理事長 垂水尚志