「鉄道構造物の診断エキスパート養成研修」を開催しました

公益財団法人鉄道総合技術研究所では、鉄道土木構造物の維持管理にかかわる技術者の養成を目的として「鉄道構造物の診断エキスパート養成研修」を開催しております。このたび、平成24年度の養成研修を以下の通り行いましたのでお知らせいたします。

今回の研修には、鉄道事業者、建設コンサルタント会社を中心に17社、37名の方々にご参加頂きました。研修では、山岳トンネル、橋梁下部構造物、鋼構造物、ならびに斜面の調査方法に関する机上講習と現場実習を行いました。なお、現場実習につきましては、神戸電鉄株式会社殿に全面的な御協力を頂き、実物の鉄道土木構造物を対象として実施いたしました。

1.開 催 日平成24年10月9日(火)〜12日(金)
2.場   所机上講習:有馬ビューホテル(神戸市北区)
現場実習:神戸電鉄株式会社殿管内
3.プログラム

「鉄道構造物の診断エキスパート養成研修」プログラム

<第1日目> 平成24年10月9日(火) 13:30〜17:30

時間講義内容担当講師
13:30〜14:00開講・オリエンテーション事業推進室
14:15〜15:45山岳トンネルの調査方法構造物技術研究部 トンネル研究室
主任研究員
岡野 法之
16:00〜17:30鋼構造物の調査方法構造物技術研究部 鋼・複合構造研究室
副主任研究員
小林 裕介

<第2日目> 平成24年10月10日(水)  8:30〜17:30

時間講義内容担当講師
8:30〜9:30斜面の調査方法防災技術研究部 地盤防災研究室
副主任研究員
渡邉 諭
9:45〜11:00衝撃振動試験概論
橋梁下部構造物の調査方法
構造物技術研究部 基礎・土構造研究室
主任研究員
篠田 昌弘
11:15〜12:00機動性を考慮した構造物検査鉄道力学研究部 構造力学研究室
主任研究員
上半 文昭
14:00〜17:30
現場実習
山岳トンネルの調査方法構造物技術研究部 トンネル研究室
主任研究員
岡野 法之
鋼構造物の調査方法構造物技術研究部 鋼・複合構造研究室
副主任研究員
小林 裕介

<第3日目> 平成24年10月11日(木)  8:30〜17:00

時間講義内容担当講師
8:30〜17:00
現場実習
斜面の調査方法防災技術研究部 地盤防災研究室
副主任研究員
渡邉 諭
橋梁下部構造物の調査方法構造物技術研究部 基礎・土構造研究室
主任研究員
篠田 昌弘
機動性を考慮した構造物検査鉄道力学研究部 構造力学研究室
主任研究員
上半 文昭

<第4日目> 平成24年10月12日(金)  8:30〜11:45

時間講義内容担当講師
8:30〜10:00橋脚の健全度評価構造物技術研究部 基礎・土構造研究室
主任研究員
篠田 昌弘
10:15〜11:45研修のまとめ事業推進室
photo
写真 机上講習の様子(衝撃振動試験概論)
photo
写真 現場実習の様子(機動性を考慮した構造物検査)