橋梁下部工・土留め擁壁健全度診断用計測システム
「IMPACT W」加速度計(無線タイプ)を開発しました

公益財団法人鉄道総合技術研究所では、平成25年1月から販売開始した橋梁下部工・土留め擁壁健全度診断用計測システム「IMPACT W」の加速度計(有線タイプ、光ファイバータイプ)に加えて、新たに加速度計(無線タイプ)を開発しましたのでお知らせします。

IMPACTシリーズは橋梁下部工の健全度診断法である「衝撃振動試験」に用いる計測システムです。新たに開発した加速度計(無線タイプ)は、これまでのIMPACT V(無線タイプ)の後継機としてこれと同等の機能を有しながら、動作時間や通信距離を改善しました。

「IMPACT W」では、衝撃振動試験に用いる振動発生器具として、従来の重錘に加えて小型起振器が選択できます。小型起振器は重錘よりも可搬性がよく、再現性の高い振動試験が可能です。「IMPACT W」のセンサーには、開発した加速度計(無線タイプ)の他に、有線タイプの加速度計、および、電源が不要で長距離・長期間のモニタリングを可能とした光ファイバータイプの加速度計から選択できます。

既存センサー(IMPACT TまたはIMPACT V)の所有ユーザーは、追加機器の購入と別途費用負担により計測プログラムを「IMPACT W」バージョンにアップグレードすることが可能であり、既存センサーも有効に活用できます。これまでIMPACT TまたはIMPACT Vにて計測したデータも表示できます。

なお、本システムは長野計器株式会社との共同開発で、加速度計(無線タイプ)は平成26年1月より販売を開始しております。

目的別 IMPACT Wのラインナップ

photo
photo
photo
photo
【本システムに関するお問い合わせ先】
公益財団法人鉄道総合技術研究所 事業推進室 営業
〒185-8540 東京都国分寺市光町2-8-38
TEL:042-573-7232 FAX:042-573-7231
E-mail:sales@rtri.or.jp