鉄道地震工学研究センターの設置について

公益財団法人鉄道総合技術研究所(以下、鉄道総研)では、平成26年4月1日付の組織改正により、新たに鉄道地震工学研究センターを設置しましたのでお知らせします。

巨大地震では震災リスクが、広範化かつ複雑化する傾向があります。このような課題に対処し、より安全・安心な鉄道を実現するために、地震動、耐震、早期警報に関する研究リソースを『集約』するとともに、わが国唯一の鉄道地震工学の『拠点』として、鉄道総研では新たに「鉄道地震工学研究センター」(以下、研究センター)を設置しました。

(1)地震および耐震性を高める研究開発については、鉄道地震工学に関する最先端研究を進展させます。従来は構造物・車両・電力・軌道など分野ごとの研究グループが実施してきましたが、人材等の研究リソースを研究センターに集約することにより、鉄道の地震リスクの軽減と強靭化を目指した最先端研究を、よりダイナミックに進展させます。

(2)鉄道地震工学の拠点としての取組みとして、以下の内容を推進します。

なお、研究センターでは、地震解析、地震動力学、地震応答制御の各研究室(研究グループ)を置きます。各研究室の担当分野は下記を目安としますが、実際には各研究室が常に連携して業務に取り組みます。

photo
photo
図 各組織との連携
photo
写真 鉄道総研に発足した鉄道地震工学研究センター
理事長 熊谷 則道(右)、鉄道地震工学研究センター長 室野 剛隆(左)