ディーゼル車両用消費エネルギー計算システム(Decoes)

排ガス排出量や燃料の消費量を推定する「ディーゼル車両用消費エネルギー計算システム」を開発しました

大気汚染や地球温暖化などの問題を背景に、環境に係る法規制の強化が進められております。例えば、エネルギーの使用の合理化に関する法律(省エネ法)の改正により、車両を300両以上保有する鉄道事業者には「低燃費車両の導入」「エネルギー使用量やCO2排出量の定期報告」などの取り組みが求められています。このような取り組みを支援するツールとして、実路線を走行した際に排気される排ガス排出量や燃料の消費量を推定する「ディーゼル車両用消費エネルギー計算システム」を開発しました。

本エネルギー計算システムは、基準運転時分の策定などに用いられている運転曲線作成システム (SPEEDY)に、走行中のエンジン運転点を示す「エンジン負荷データ」とエンジンの燃費特性や排ガス特性を示す「エンジン性能データ」などから、ディーゼル車両の排ガス排出量や燃料消費量を計算する機能を新たに加えたものです(図1)。

計算項目は、NOx(窒素酸化物)、CO(一酸化炭素)、HC(炭化水素)、CO2(二酸化炭素)の排ガス排出量及び燃料消費量で、これらの値を運転曲線図上で確認することができます(図2)。

図1 計算システムの構成
図2 計算結果の表示例

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参考文献

  1. 村上浩一・芳賀一郎・山下修:ディーゼル車両の環境評価システム,RRR,Vol.64,No.8,pp.22-25,2007
  2. 村上浩一・芳賀一郎・山下修・中村英男:ディーゼル車両の消費エネルギー計算システムの開発,鉄道総研報告,第21巻,第7号,pp.39-44,2007
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