中型振動台試験装置
1.はじめに
主に地盤や土構造物を対象とした振動台実験(10分の1スケール)を行なっており、構造物の耐震性評価、有効な地震対策工法(地盤の補強方法や地盤改良方法)などを検討しています。また、せん断土槽を用いることにより、地震時の地盤の動的強度・変形特性、地盤内の波動伝播特性なども検討できます。
2.特徴
本試験装置には、以下の特徴があります。
- 土槽側面(強化ガラス)を通して模型の変形状況が観察でき、高速度CCDカメラを用いた画像解析より模型地盤内の局所的な変位の計測可能です。
- 本実験装置は実験棟天井に取り付けられた散水装置により降雨状態を再現できるため、土構造物の降雨実験を行なうこともできます。