本設利用工事桁用レール締結装置

主桁と合成まくらぎを設置した横桁で構成される工事桁を本設化する本設利用工事桁に適用可能なレール締結装置を開発しました。

1.はじめに

工事桁を撤去せず本設構造物の一部として利用する本設利用工事桁については、多くの方式が提案、実用化されています。このうち、主桁に合成まくらぎを設置した横桁を取り付け工事桁とし本設化する「マクラギ抱き込み式」の本設利用工事桁に適用可能なレール締結装置・構造の標準形式を開発しました。

2.開発したレール締結装置の特徴

開発したレール締結装置・構造の特徴は次の通りです。

  • これまで本線上で採用例の少ない、タイプレートと埋込栓を設けた合成まくらぎを両ねじボルトを用いて定着する方式を採用しました。
  • 構造変化時に必要な、大きなレール位置調整量を実現しました。
    • (通り調整量) 標準締結状態から軌間内側・外側それぞれ最大20mm
    • (高低調整量) 標準締結状態から鉛直上側に最大20mm
  • 適用区分(一般部・継目部)、締結方式(板ばね・線ばね)、レール種別(50kgN・60kgレール)によって使用するレール締結装置の種別に区分を設けています。

3.用途

本設利用工事桁では工事期間中に軌道構造が変化しますが、そのいずれの軌道構造にも対応するレール締結装置として適用されます。

また、タイプレートを合成まくらぎに設置した埋込栓に定着する方法については、他のレール締結装置への適用も可能です。

図1 本設利用工事桁の概要
図2 レール締結装置の構成
図3 合成まくらぎとタイプレートの締着方法
図4 レール位置の調整機構

参考文献

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