防災技術研究部

Disaster Prevention Technology Division

防災技術研究部の概要

防災技術研究部には「気象防災」「地盤防災」「地質」の3研究室があります。降雨・風・氷雪・風化などを原因とする、鉄道沿線の自然災害を防止するための研究開発を行っています。このほかに、地形・地質・地下水に関係する調査・評価技術や、列車走行に伴う地盤振動などの地盤環境問題に関する研究を行っています。

防災技術研究部の紹介

我が国は厳しい地形・地質、気候の条件にあるため、様々な自然災害を被る可能性を有しています。また、地球温暖化に伴う気候変動によって極端化する気象現象や大規模地震、火山噴火などによる災害が懸念されています。そこで防災技術研究部では、雨・風・雪・火山噴火等による自然災害から鉄道を守るための研究開発を「気象防災」「地盤防災」「地質」の3研究室で担当し、基礎的な研究から実用的な技術開発まで個性的な研究開発に取り組んでいます。これまでに、災害ハザードを定量的に示すハザードマッピング技術を開発したほか、現在は部外の気象情報等を活用してリアルタイムに災害ハザードを評価する手法の開発など、防災・減災技術の高度化を目指した研究開発を進めています。

防災技術研究部長 布川修

研究室と担当分野

気象防災研究室

強風や雪氷をはじめとする種々の気象現象が、鉄道運行に支障をもたらすメカニズムの解明と被害を防止・軽減するための研究開発

地盤防災研究室

斜面災害や橋脚洗掘災害など主に降雨、地震または河川増水が原因になって発生する地盤災害を防止・軽減するための研究開発

地質研究室

土木工事に関わる地下水問題、トンネルの建設・保守技術、岩盤斜面安定、土壌汚染、道床バラストの石質、等に関する研究開発 列車走行に伴う沿線地盤振動の予測・対策に係わる研究開発