風速計の違いによる最大瞬間風速の捉え方の違い

3種類の風速計の違いによる最大瞬間風速の捉え方の違いを示しました。

風速計の応答性が異なる場合、観測される瞬間風速の最大値が影響を受けます。国内で主に使用されている3種類の風速計(図1)を用いて、風速を10Hzでサンプリングし、移動平均化時間をs秒として求めた瞬間風速の10分間最大値を10分間平均風速で割った値を求めました(図2)。この値は平均風速に対する最大瞬間風速の比を表し、突風率とよびます。3種類の風速計で観測した風速データから求めた突風率を比較すると、超音波型風速計では突風率が大きめに、風杯型風速計では突風率が小さめの値をとることが判ります。

図1 間隔1mで並べた風速計
(左から風杯型(三杯式)、超音波型、プロペラ型)
図2 風速計の種類による最大瞬間風速(s秒移動平均)の違い

このことは、強風時の運転規制の場面で考えると、同じ規制基準でも使用する風速計によって運転規制の頻度が多少異なることを示しています。その一方で、瞬間風速を求める移動平均化時間を3秒以上にすることで、風速計の違いによって運転規制のかかりやすさが異なるという問題を解消できることが判ります。

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