擬似軌道回路

研究室内で軌道回路(列車を検知するための回路)の研究・試験を行なうために、実際のレールを模擬した装置です。

1.擬似軌道回路について

軌道回路とは、鉄道の軌道(レール)に電気を流すことにより列車を検知するための回路で、重要な鉄道のシステムの一つです。踏切やATC(Automatic Train Control:自動列車制御装置)などに用いられています。しかし、レールを回路として用いているので気象状況などにより軌道回路に悪影響が及ぼされます。軌道回路の研究や試験をするために実際の軌道や列車を用いて行なうのは時間や場所、気象条件の制限があります。そこで、研究室内で軌道回路の研究・試験を行なうために、実際のレールを模擬した擬似軌道回路を用います。

鉄道総合技術研究所では低周波(図1および図2)と高周波(図3および図4)のそれぞれに対応した装置を所有しています。

図1 低周波擬似軌道回路装置(軌道回路ブロック)
図2 低周波擬似軌道回路装置(全体)
図3 高周波擬似軌道回路装置(軌道回路ブロック)
図4 高周波擬似軌道回路装置(全体)

2.仕様

表1および表2に擬似軌道回路の主要な仕様を示します。図1および図3のように異なる長さに対応する軌道回路ブロックが用意されており、これらを組み合わせることにより様々な長さの軌道回路の試験を行うことができます。

表1 低周波軌道回路の主要な仕様
表2 高周波軌道回路の主要な仕様
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