トンネルスキャナー

トンネル覆工面の鮮明なパノラマ画像を、低コストで効率的に生成する、ラインセンサカメラやビデオカメラを中心とした撮影装置を開発しました。

1.概要

トンネル覆工面の鮮明なパノラマ画像を、低コストで効率的に生成する、ラインセンサカメラやビデオカメラを中心とした撮影装置を開発しました。さらに撮影画像をベースとした展開図作成、構造物管理支援システムとのリンクなど、高精度で効率的なトンネル覆工管理を実現するための機能を提供します。(図1~図4)

図1 モーターカー+トロ
図2 軌道検測車への仮設例
図3 軌陸車
図4 軽便トロ(手押し)

2.特徴

  • 現地作業は撮影のみで、労力を要する現場での近接目視作業は不要となります。
  • 0.5mmから1.0mm/画素程度の解像度で撮影が可能です。
  • ラインセンサ方式の撮影速度は約20km/h、ビデオ方式は約45km/hと高速です。
  • 1回の撮影で数十キロの撮影が可能です。
  • LED照明の採用など、撮影コストの低減と装置のコンパクト化を実現しました。
  • 撮影形態は種々のバリエーションがあるので、ご要望に合わせて提案致します。
  • 画像処理技術を用いてひび割れなどの変状を検出することもできます。

3.原理

エリアンセンサでは、画像のつなぎ合わせの際にダブりや欠けの問題が出てきますが、ラインセンサでは、延長方向にダブりや欠けの無い高精度な長尺画像が得られます。(図5)

図5 原理

4.用途

鉄道構造物等維持管理標準・同解説(構造物編トンネル)において、通常全般検査における目視に代え得る手法の一つとして挙げられており、撮影実績は12社23路線にのぼります。この内4社では、通常全般検査で継続的に使用されています。(図6、図7)

ラインセンサカメラの高感度化、処理・記録装置の高機能化、LED照明装置の実装など、実用性のさらなる向上を図るための検討を進めています。

図6 定期検査台帳
図7 健全度判定

5.多様な撮影形態

最新のICT技術を積極的に適用することで、費用対効果に優れた成果物を提供いたします。

6.トンネル覆工管理への応用

トンネルスキャナーで撮影した画像などは、構造物管理支援システムに取り込むことができるので、トンネル覆工管理に関して有効活用が図れます。

7.実施例

JR及び公民鉄数社で活用されています。

特5162412、特5645730、特願2011-68430、特願2012-122682、特願2012-122683、特願2012-143942、特願2012-205132、特願2013-181729、特願2013-247220、特願2013-248944

参考文献

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