ネットワーク・通信研究室

Telecommunications and Networking

ネットワーク・通信研究室では、移動体通信・高速データ通信・大規模ネットワークなどの技術を鉄道システムに導入する際の測定・評価法やシミュレーション手法、最適化手法などの研究開発を行っています。また、ICTを活用した鉄道設備の管理・モニタリングシステムや情報提供システム、データ分析による鉄道設備保守業務支援手法に関する研究開発を行っています。このほか、電波雑音や通信誘導など鉄道特有の電磁的な現象の測定評価・シミュレーション手法の研究開発を行っており、関連する国際規格の審議にも参加しています。

研究開発

鉄道用通信システムに関する研究開発

ミリ波列車無線システム

40GHz帯ミリ波による対列車通信システムの実現に向け、回線設計をする際に必要となる軌道面の違いによる電波の反射減衰量の違いや、雪の厚さおよび含水率と減衰量の関係を把握しました。また、鉄道における標準的な環境である高架区間を想定した電波伝搬特性を実験により把握しました。

鉄道用メタル通信回線を用いた高速データ伝送方式の導入評価手法

鉄道用メタル通信回線を利用した長距離高速データ伝送方式の導入可否を評価・判定する手法を開発しました。

鉄道設備の管理・モニタリングシステムに関する研究開発

センシング/通信技術を活用した設備状態監視システムの研究

鉄道の各設備・構造物に設置されたセンサ群からの計測データを集約し、拠点まで伝送する無線通信技術及びデータを蓄積するデータベースの研究開発を実施しています。

鉄道設備の状態監視データ分析の研究

鉄道設備の状態監視データを用いて、データの短期予測手法の開発とデータの変状予兆検出手法の開発を行いました。

Wi-SUNによるモニタリングシステムの研究

Wi-SUNを用いた無線センサーネットワークによる鉄道設備のモニタリングシステムの研究開発を行っています。

鉄道の電磁環境に関する研究開発

通信設備における雷サージの影響予測計算手法

通信設備において雷サージ対策として効果が期待できる接地の構成を検討するため、雷サージの侵入により通信設備に印加される電圧と電流を予測する手法の研究開発を行っています。

鉄道から沿線への電波雑音放射シミュレーション

本シミュレーションでは、列車の走行に伴って鉄道沿線に放射される電波雑音の強度をモーメント法によって計算し、対策効果や国際規格との整合性を予測するものです。

出改札システムに関する研究開発成果

非接触ICカードによる乗車券システム

現在広く普及している非接触ICカードによる乗車券システムの研究経緯と試作機、導入経過等を紹介します。

新しい周波数帯域の開拓に関する研究開発

90GHz帯ミリ波による鉄道線路内監視システム

90GHz帯ミリ波を用いて線路内の障害物を監視するため、光ファイバ無線(Radio over Fiber : RoF)技術を活用したプロトタイプシステムを試作し、線路内に侵入する人や非金属物が検知できることを確認しました。

実験設備

EMC・無線測定用ワゴン車

本設備は、鉄道沿線や鉄道車両周辺における電波強度等を測定・評価するための各種装備を搭載した測定用自動車です。

製品・ソフトウェア

無線式列車制御用通信ネットワークシミュレータ

本シミュレーションでは、鉄道沿線の電波伝搬環境や雑音を考慮しながら無線によるデータ伝送品質を計算し、列車制御の安定性を評価します。

電磁誘導予測シミュレータ

電気車の走行に伴う電磁誘導によって、沿線に敷設された通信線や軌道回路に発生する誘導電流・誘導電圧を予測します。

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