日々の需要変動に応じた運行計画・運用計画作成手法

翌日以降の利用者予測数に応じて、列車本数や駅間での車両連結数等を柔軟に設定する輸送計画作成手法です。

1.研究の背景と概要

現在の鉄道は、繁忙期や閑散期などの大まかな利用者数の傾向をみて、列車ダイヤをはじめとする年間の輸送計画を策定しますが、日々の需要変動に応じた計画変更は、人力による作業負荷が高いため、大型連休期間などに限られています。そこで、数理最適化技術を活用して、翌日以降の時間帯別の利用者予測数(デマンド)に応じて列車本数や駅間での車両連結数など(リソース)を柔軟に設定する輸送計画作成手法を開発しました(図1)。

図1 利用者需要に応じた輸送計画のイメージ

2.手法の特徴

数日おきに実施される車両の検査を考慮しつつ、列車ダイヤと運用計画を作成します(図2)。また、そのときに必要となる乗務員の数を、時間帯別の利用者予測数の傾向から前もって推定し、当日の乗務員の過不足がなるべく生じないようにします。

図2 本手法による輸送計画の作成例

3.予想される効果

利用者にとっては、列車の待ち時間の減少や混雑の緩和、座席に座ることのできる機会の向上などが期待できます。事業者にとっては、列車の乗車率の向上や車両の走行距離の削減が期待できます。

参考文献

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