熱分析装置(示差熱—熱重量分析装置) 

1.概要

物質の温度を一定条件にしたがって変化させ、その物質の性質を温度の関数として測定します。物質の性質のうち、質量の変化を検出するのが熱重量分析、基準物質との温度差からエネルギー変化を検出する手法が示差熱分析です。

2.特徴

様々な材料を所定のガス気流化で加熱したときの、発熱や吸熱挙動、質量変化の様子を調べることにより、材料の耐熱性や分解挙動の評価、相転移挙動や鉱物相の同定を行うことができます。