原子吸光光度計

1.概要

試料中の元素の定量をする装置です。はじめに、試料を熱エネルギーで解離させて原子化して原子蒸気をつくります。この原子蒸気中に、測定目的の原子を基底状態から励起させる波長の光を通過させると、原子蒸気中の目的原子の数に応じて吸光が起こります。この吸光量から試料中の元素の定量をします。

2.特徴

  • 試料(水溶液)中に存在する陽イオン(例えば、Na、K、Mg、Ca、Al、Cr、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、Mn、Pbなど)を定量分析することができます。
  • 元素の検出限界:0.01ppm程度