SSI工法(Suppressing Salt Injury Method)

コンクリート構造物の塩害による鋼材腐食の補修は、防錆効果の低い材料で施工すると再劣化する場合が少なくないです。そこで、塩害で劣化したコンクリート構造物の補修用として、塩化物イオン吸着材を混和した高耐久性な補修工法を開発しました。

1.概要

コンクリート構造物の塩害による鋼材腐食の補修は、防錆効果の低い材料で施工すると再劣化する場合が少なくないです。そこで、防錆効果の高い塩化物イオン吸着剤(図1)を用いた補修工法(SSI工法)を開発しました(図2)。

図1 塩化物イオン吸着剤
図2 SSI工法による補修

2.特徴

  • SSI工法による補修は、塩化物イオン吸着剤を添加した防錆型補修材料を用いるもので、有害な塩化物イオン(Cl)を吸着・固定して無害化し、防錆効果のある亜硝酸イオン(NO2)を放出して、塩害による鋼材の腐食を抑制するものです。
  • 塩害で腐食した鉄筋は、一般に錆の内側に塩化物イオンを取り込んでおり、通常のケレンでは除去しきれません。塩化物イオン吸着材による補修は、このような残留塩化物イオンによる再劣化を抑制する効果もあると考えています。

3.用途

  • 洗浄が不十分な海砂を使用した構造物や、海塩粒子、海水成分を含む地下水等の影響を受ける構造物の補修に活用できます。

このSSI工法は、鉄道や道路など多くのコンクリート構造物に施工実績があります。

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