小型超電導マグネットの開発

高温超電導バルク体を使用して、小型超電導マグネットを開発しました。

1.背景

市販の超電導マグネットは、ニオブチタン(NbTi)やニオブスズ(Nb3Sn)などの低温超電導線材で作られているため、液体ヘリウム温度域(4.2K)までの冷却が必要となり、非常に大型な装置となります。そこで、高温超電導バルク材を使用して、材料分析器をはじめ幅広い磁場発生分野で活用可能な、液体窒素温度域(77K)で使用できる小型超電導マグネットを開発しました。

2.成果

リング状に加工した高温超電導バルク体を用いて、液体窒素温度域で使用できる小型超電導マグネットを開発しました(図1)。着磁特性を評価するために、小型超電導マグネットと市販の超電導マグネットのそれぞれで供試体への着磁試験を行った結果、ほぼ同じ磁場分布特性が得られ、市販の超電導マグネットと同様の着磁が可能であることを確認しました。

図1 小型超電導マグネットの構成

参考文献

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