車軸軸受耐久試験装置

1.はじめに

鉄道車両用車軸軸受の性能および耐久試験を行うことができます。本試験装置では、様々な使用条件に対応した試験ができ、一般社団法人日本鉄道車輌工業会規格「JRIS J 0455:鉄道車両車軸軸受の性能試験方法」に定められた試験も行えます。

2.特徴

  • 一定または変動荷重として、ラジアル荷重およびアキシアル荷重を負荷できます。
  • 以下の項目をモニターできます。
  • 軸回転数、ラジアル荷重、アキシアル荷重、軸受外輪温度、軸箱振動加速度
    (主軸を加工することにより、軸受内輪や軸の温度も測定できます。)

  • 軸回転数や荷重負荷のパターンをプログラムし、自動運転ができます。(図2)
  • 2個の軸受を同時に試験できます。(1個の軸受の試験も可能です。)

3.主要諸元

  • 試験対象軸受内径: φ120~130mm
  • 軸回転数: 最大3,000min-1
  • ラジアル荷重: 最大200kN(周波数:0~20Hz)
  • アキシアル荷重: 最大150kN(周波数:0~20Hz)

動画1 試験装置の動画