誘導結合プラズマ(ICP)発光分光分析装置

元素分析の装置です。車両用潤滑油・グリース中に含まれる金属分の定量分析等ができます。

1.概要

元素分析の装置です。液体試料を高温のプラズマ中に噴霧させ、分解された試料中の原子の発光波長を分光器で調べることにより、試料中に含まれている元素の種類を特定します。また、発光の強度から、各元素の濃度を定量することができます。水溶液あるいは有機溶媒中の無機物、金属分の定量に適しています。鉄道車両用潤滑油・グリース中に含まれる金属分の定量分析、トンネル内漏水や工場排水等の成分分析等の用途に使用できます。また、固体試料についても、溶解等の前処理によって測定することが可能です。

2.特徴

  • 周期表のほとんどの元素(約90元素)を高感度で検出することができます。ただし、水素、炭素、窒素、酸素、フッ素、希ガス元素は原理上測定することができません。
  • ほとんどの元素の定量下限は1~2ppmで、ppb単位まで定量可能な元素もあります。
  • 1点の試料を測定するのに要する時間は数分です。
  • 光学系やプラズマの制御、データの収集および保存、定量分析に必要な操作等は付属のパソコンによって行われます。

3.主要諸元

  • プラズマの発生方法: 高周波誘導結合型
  • 光学系: 多元素同時検出
  • 測定波長: 125~785nm

図1 試験装置の外観
図2 試料導入部
図3 プラズマ点灯状況
PAGE TOP