サイレント鋼鉄道橋

軌道構造にフローティング・ラダー軌道を敷設し、さらに防振材により弾性支持されたコンクリート床版を有する新しい構造形式のサイレント鋼鉄道橋を開発しました。

1.サイレント鋼鉄道橋の概要

鋼鉄道橋は古くから多くの建設実績がありますが、構造物騒音が大きいという課題があります。こうした課題への対策として、軌道構造に防振性能に優れたフローティング・ラダー軌道を敷設し、さらに防振材により弾性支持されたコンクリート床版(フローティング床版)を有する新しい構造形式のサイレント鋼鉄道橋を開発しました。本橋りょうは、都市内での適用を想定し、架道橋等で採用事例の多い下路桁形式となっています(図1、図2)。

図1 サイレント鋼橋の全体概要
図2 防振材の配置状況

2.列車走行試験の概要

サイレント鋼鉄道橋の騒音低減効果を確認するために、実物大の試験桁を鉄道総研の試験線に架設し、実車走行試験を実施しました(図3)。列車速度約40km/h(当該区間の最高速度)での走行試験の結果、構造物騒音の発生源として支配的な主桁ウェブの振動速度レベルを、従来の直結軌道構造に対して、フローティング・ラダー軌道で約7.5dB、フローティング床版でさらに約2.6dB、それぞれ低減可能であることを確認しました(図4)。

図3 列車走行試験の概要
図4 列車走行試験と主桁ウェブの振動速度レベルとの関係
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