「ワークロード評価スケール」の改良

運転士のワークロード(作業負荷)管理を支援するツールとして開発された「ワークロード評価スケール」の改良を試みました。実験や現地調査を行わずに、運転士のワークロードが推定できます。

多くの鉄道会社では、勤務時間、深夜勤務、1日の乗務時間等の基準を設け、運転士のワークロード(作業負担)に対する配慮がなされています。これらの基準は経験の積み重ねの中で方向付けられたものが多く、その根拠が十分とはいえません。これらの基準のもとで、運用効率が高く、ワークロードに配慮した乗務員運用が作成されることになりますが、担当者の経験によるところが大きいといえます。

そこで、運転士のワークロード管理を支援するツールとして開発された「ワークロード評価スケール」の改良を試みました。シミュレータ実験の結果をもとに、同スケールのワークロード得点に列車種別とダイヤ設定条件の影響を反映できるようにしました。さらに、休養効果得点の新たな算出方法を組み込み、ワークロード得点の判定基準も追加しました。以上の改良を重ね、運転士のワークロード評価の精度向上とシミュレーション機能を拡充した新たなスケールを作成しました(図1)。

図1 ダイヤ設定条件によるワークロードの相違

特徴

実験や現地調査を行わずに、乗務員運用に指定されている作業種別(本線運転、入出区、入換等)、休憩条件、本線運転の補正要因および各々の開始・終了時刻から、運転士の刻々のワークロードが推定できます。

参考文献

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