体格への適合性評価ツール

1.はじめに

多様な体格のお客様・乗務員に使いやすい設備を設計するための支援ツールの開発に取り組んでいます。

2.運転士の姿勢テンプレート

例えば、運転台に対する身体の各部位の位置を明らかにすることによって、座席の調節範囲や操作範囲を検討できます。図1は、こうした検討に基づいて作成した運転士の型紙(人体テンプレート)の例で、運転台の図面に簡単に重ねて、座面の調節範囲が十分であるかなど、寸法の問題を確認することができます。

参考文献

  1. 斎藤綾乃:運転台設計のための運転士姿勢テンプレートを作る、RRR、Vol.71、No.4、pp.16-19、2014.04
  2. 斎藤綾乃、鈴木綾子、杉本守久:体格差を考慮した通勤近郊車両の運転台寸法の提案、鉄道総研報告、第24巻、第11号、pp.23-28、2010.11