鉄道利用者の認知を反映したリスク評価

鉄道の輸送障害や事故に対する利用者のリスク認知の実態をとらえる社会調査の結果に基づき、これを反映したリスクの重みづけを算出します。

リスクマネジメントでは、組織の内外への情報提示や議論・対話が求められているが、人の意思決定は科学的合理性によるとは限らず、効果的なリスクマネジメントのためには組織の内外の状況の把握が必要です。

そこで、我々は、鉄道の輸送障害や事故のリスクを利用者がどう認知しているのかを把握するための社会調査を実施し、2因子から構成される「鉄道利用者のリスク認知モデル」を作成しました。1つ目は、鉄道利用者が実際の発生状況(発生件数の他,死傷者数や影響時間)やその内容に応じた主観的な見積りによって自身が事故や輸送障害に遭遇する可能性があるかどうかを評価する側面であり、「近接性」のリスク認知としました。2つ目は、利用者による遭遇時の影響や危険性の評価に関連したリスク認知の側面であり、「恐ろしさ」のリスク認知としました。

さらに、この2因子モデルの構造を参考にして、リスクの重みづけ方法を作成しました。

図 鉄道利用者のリスク認知モデル

参考文献

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