浮上式鉄道技術研究部
Maglev Systems Technology Division

浮上式鉄道技術研究部の概要

浮上式鉄道技術研究部は、超電導磁気浮上式鉄道(超電導リニア)のリニアモータの諸特性、車両運動、超電導磁石・冷凍機器、地上コイルなどに関する基礎研究に精力的に取り組んでいるほかに、超電導リニアの技術開発で培った先端技術を在来方式鉄道へ適用すべく、超電導磁気軸受を用いたフライホイールや電力回生機能を有するLIM(Linear Induction Motor)型渦電流ブレーキの研究なども行っています。

浮上式鉄道技術研究部には、上記の研究を行うため「電磁システム」「低温システム」の2研究室と山梨実験センターが設置されています。

超電導リニアの開発は1962年から始められ、その後の宮崎実験線ならびに山梨実験線による様々な技術開発が、次のステップへとつながる成果となって実を結ぼうとしています。

浮上式鉄道技術研究部は、オリジナリティーの高い試験装置も有しており、これらを活用して超電導リニアに関わる基礎研究を継続して実施するほか、超電導リニアの技術開発成果を波及させるため、鉄道事業者からのニーズも確認しながら、在来方式鉄道への応用展開を進めていきたいと考えています。

浮上式鉄道技術研究部の紹介

manager
 浮上式鉄道技術研究部 1997年4月から山梨実験線で走行試験を開始した超電導磁気浮上式鉄道(超電導リニア)の技術開発は、東海旅客鉄道株式会社と共同で進めた結果、2005年3月に「実用化の基盤技術は確立したと判断できる」との総合評価を受けました。現在も国土交通大臣の承認を受けた技術開発基本計画が進行しており、2013年8月から山梨実験線の延伸(18.4km→42.8km)後の試験走行を実施しております。
 このような進展を踏まえて、鉄道総研では超電導リニアに関する基礎技術開発として高温超電導磁石、地上コイルのメンテナンス技術など、更なる信頼性向上やコスト低減を目指したテーマについて推進しています。また、超電導リニア開発の中で培った技術を在来方式鉄道に適用すべく超電導フライホイール蓄電装置やリニアレールブレーキ、非接触給電技術などの応用技術開発も実施しています。
浮上式鉄道技術研究部長 長嶋賢

研究室と担当分野

電磁システム研究室
超電導磁気浮上式鉄道の地上コイルおよび車両運動、在来方式鉄道向けの非接触集電などに関する研究開発
低温システム研究室
超電導磁気浮上式鉄道の超電導磁石、冷凍システム、在来方式鉄道向けの超電導フライホイール蓄電装置、空調システムなどに関する研究開発