地上コイルモールド樹脂リサイクル手法

定期的な交換等で不要となる地上コイルについて、リサイクル手法の検討を行っています。

1.概要

浮上式鉄道用の地上コイルは、全線に敷設されるために莫大な数が必要となります。保守などにおける定期的な交換を想定した場合、不要となる地上コイルが発生することが想定されます。

昨今、生活環境の保全および資源の有効利用の観点から、廃棄物等の発生抑制、循環資源のリユース・リサイクルおよび適正処分の推進に、社会全体で取り組むことが求められています。不要となる地上コイルについても、この観点から適正なリサイクルについて検討を行うことは重要な研究課題と考え、リサイクルに適したモールド樹脂材料の検討を進めるほか、リサイクル手法(図1)を検討しています。

2.検討例

地上コイルモールド樹脂のリサイクルとして、破砕・粒度調整をした樹脂を添加したコンクリート試験体を作成し、補強材としての効果を確認しています。

また、化学的な処理の一例として、不飽和ポリエステル樹脂を高温・加圧下のベンジルアルコールで溶解し、樹脂中に含まれるガラス繊維の抽出効果を確認しています(図2)。

これらの結果より、破砕処理または化学的な処理を適用することで、地上コイルの材料の一部がリサイクル可能であることを確認しました。

図1 リサイクルの流れ(一例)
図2 加温・加圧処理例(樹脂内ガラス繊維の取り出し)

参考文献

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