電流リード基礎特性試験装置

高温超電導電流リードの評価試験のための装置で、磁場環境下での通電電流の温度依存性を評価することができます。

電流リードは通電用電源と極低温にある超電導コイルをつなぐ導体であり、超電導磁石への熱源の大きな割合を占めています。高温超電導電流リード(HTSリード)は、従来の金属製電流リードと比較して小型で低熱侵入かつ低ジュール発熱という特徴があり、超電導磁石に広く応用されています。

特徴

本試験装置はHTSリードの評価試験に主眼を置いており、リード両端温度を任意に設定しての通電試験ができるだけでなく、リードからの熱侵入量測定も可能です。
・通電電流:0~1000 A
・HTSリード温度:45~100 K(高温端)、15~45 K(低温端)
・環境磁場:0.55 T
・熱侵入量測定:~1 W
・HTSリード試験空間:50×50×300 mm (50×36×90 mm:0.5 T 保証空間)
この装置は組換可能な構造となっているため、HTSリードだけでなく、HTSコイルなどの通電試験にも用いることができます。

図1 電流リード基礎特性試験装置 外観
図2 電流リード基礎特性試験装置 構成

参考文献

  1. 小方正文、長嶋賢、岩松勝、井上明彦、宮崎佳樹、超電導磁石への高温超電導バルク体電流リードの適用、鉄道総研報告、Vol.20、No.8、pp.11-16、2006.8
  2. 小方正文:超電導磁石への高温超電導バルク体電流リードの適用、第198回鉄道総研月例発表会要旨、2007.02
PAGE TOP