高温超電導線材評価試験装置

希土類系(RE系)やビスマス系高温超電導線材の通電特性を任意の温度、磁場強度、磁場角度条件で実測することができます。

RE系線材を浮上式鉄道用超電導磁石へ適用する研究を行っており、そのためにはRE系線材の通電特性の把握が不可欠になります。RE系線材は環境温度、経験磁場強度だけでなく、経験磁場角度によっても通電特性が異なるため、詳細な通電特性のデータが磁石設計には求められます。

特徴

本装置は磁場発生用の低温超電導磁石と高温超電導線材の通電用クライオスタットから構成されます(図1)。高温超電導線材取り付け部には超音波モータが取り付けられており、昇温しなくても冷却状態のまま磁場角度の変更ができます。そのため、短時間で評価試験を行うことができます。
・通電電流:0~1000 A
・設定温度:10~77 K
・磁場強度:0~5.5 T
・磁場角度:−5~95°
・電圧測定区間:100 mm
RE系だけでなく、ビスマス系高温超電導体の評価も行えます。

図1 高温超電導線材評価試験装置 外観
図2 高温超電導線材評価試験装置 模式図

参考文献

  1. Y. Lee, N. Nakamura, T. Komagomea, K. Mizuno, M. Ogata, K. Nagashima, In-field performances of commercial REBCO tapes below liquid nitrogen temperatures, Physica C, Vol. 495, pp.141–145, 2013.12
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