4. 分岐器介在ロングレールの適用範囲の拡大
・分岐器が連続する場合のロングレール軸力を求める解析法を提案しました。
・直結分岐器をロングレール化する際の適用条件が得られるようになりました。

 分岐器が2組以上連続して介在する場合のロングレール化については、その解析法が確立されていないため、国内で具体的な実施例がほとんどありません。そこで、分岐器が連続して介在する場合のロングレール軸力を評価するために有限要素解析モデルを構築し、解析法を提案しました。これにより、分岐器が連続して介在する場合のロングレール化に関して、必要道床横抵抗力の算定および対策工の検討が可能となりました。また、2組の分岐器が連続する有道床軌道のロングレール区間で現地測定試験(図1)を実施し、解析法の妥当性を確認しました。
 高架橋上の直結分岐器におけるロングレール軸力特性を明らかにするため、温度変化に伴う桁の伸縮を考慮したロングレール軸力解析プログラムを開発しました。分岐器を桁端近傍に敷設した場合、最大レール軸力が現行設計標準のロングレール縦荷重から求められる限度値980kNを上回るケースが多いことがわかりました(図2)。分析の結果、桁長および支承配置とレール軸力との関係が明らかとなり、直結分岐器をロングレール化する際の敷設条件を求めることが可能となりました。






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