1.地盤拘束圧の効果を導入したRC杭の変形性能評価方法 | |||
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地震を受けた高架橋について、現在の評価法を適用すると、RC杭が損傷していると判定されたものの、実際に掘削して調査をすると、無損傷であったという事例がありました。このような相違が生じる原因を明らかにするために、@拘束圧を変化させたRC供試体の圧縮試験、および、A拘束圧を変化させた地盤−RC杭基礎系の載荷実験を行いました。その結果、RC杭は地盤中に埋設され、常に周辺の地盤から拘束圧を受ける(図1)ことから、通常のRC部材のように、帯鉄筋に粘り強さが発揮される効果に加えて、地盤からの拘束圧でコンクリートが拘束される効果により、RC杭の強度および変形性能が高まることを明らかにしました(図2)。また、RC杭の損傷箇所が1箇所に集中せず分散するために、損傷程度が低減されることも確認しました。 RTRI ホーム > 研究・開発 > 主要な研究開発成果(2005年度) > I 安全性・信頼性 |