7.安全意識向上のためのグループ懇談手法
  • 現場職員が持つ安全に関する経験や工夫の共有の実態を把握し、経験や工夫の共 有化や安全意識向上のためのグループ懇談手法を開発しました。
  • グループ懇談手法のマニュアルとリーダー用の研修プログラムを作成しました。

 現場職員間のコミュニケーション機会が減少しており、職員各自が持つ安全に関する経験や工夫などのリスク情報が職場内で共有されにくくなっていると言われています。そこで、アンケート調査を実施し、勤務スケジュールの変化によりコミュニケーション機会が減少している実態を把握しました。
 この調査結果を基に、事故の原因や対策を小集団で話し合うことによる、現場職員間のリスク情報の共有化や職場の安全意識向上を目的としたグループ懇談手法を開発しました(図1、 図2)。作成した手法を実際に現場で試行し、参加者によるアンケート評価により有効性を確認しました(図3)。職場の安全活動として本手法を用いた懇談会を実施することで、職員間の情報共有や安全意識の向上が期待できます。
 さらに、懇談会を導入し易くするため、マニュアルと活動を推進するリーダー用の研修プログラムを作成しました。研修は模擬懇談会により懇談手法を体得することを目的としています、既にいくつかの鉄道事業者で実施されています。





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