主要な研究開発成果(2010年度)

本成果は、JR各社をはじめ、研究機関、大学、企業などの関係機関のご協力によって得られたものであり、厚く御礼申し上げます。

T.安全性・信頼性

  1. 新しい滑走検知指標を導入した滑走制御
  2. 指差喚呼の効果を体感できる学習方法
  3. 簡易な地震被害予測手法
  4. 電車線路の3次元運動解析と耐震性向上対策
  5. 小型起振器による土留めの健全度診断手法
  6. 常時微動による簡易な高架橋固有周期の推定方法
  7. 山岳トンネルの路盤隆起補強工の設計手法
  8. リスク評価に基づく合理的な斜面防災対策の意思決定支援方法
  9. 交流き電回路の故障点標定装置
  10. 転換鎖錠装置の機械性能解析手法

U.環境との調和

  1. 短いトンネル状構造物に発生する圧力波の予測手法と対策
  2. 高靭性セメントボードを用いた高欄の補修・補強工法
  3. 削正痕低減と削正効率向上を両立させたレール削正砥石
  4. 電力貯蔵装置の制御手法の最適化

V.経済性・効率性

  1. 車輪踏面熱き裂発生の原因解明と判定手法
  2. ブレーキディスク表面の温度低減手法
  3. 編成貨車のブレーキ引通し指令線の断線箇所検知装置
  4. リチウム含有ゼオライトによるアルカリシリカ反応抑制材料
  5. 可搬型のレール波状摩耗モニタリング装置
  6. 閑散線区向けの拠点無線式列車制御システム

W.快適性・利便性

  1. 振子制御用の応答性の高い空気圧アクチュエータ
  2. 高周波振動に対する体感を反映した等感覚曲線
  3. 交通機関への嗜好性を考慮した交通機関選択行動モデル

X.基礎研究

  1. 通勤列車衝突時の乗客挙動シミュレーション
  2. 荷重センサ等に適用できる圧電ゴム
  3. 画像処理によるパンタグラフの接触力測定手法
  4. 流速分布の測定による空力音源の実験的評価手法
  5. 粒子法による地盤の大変形・崩壊挙動シミュレーション
  6. RFID技術を利用した地上コイル保守管理手法
  7. 小型超電導マグネット

IV.2、V.1、V.6 の件名は国土交通省の補助金を受けて実施しました。