6. 災害ハザードマッピング技術

  • 雨、風、雪、落石災害の発生しやすさを地図上に表示する技術を開発しました。
  • 災害の素因や、外力の大きさ、災害の発生しやすさを一元的に表示でき、防災計画の策定に活用できます。

自然災害に関するハザードマップは、鉄道の維持管理や防災計画の資料として有用です。様々な自然災害の素因、外力、発生しやすさを一元的に表示可能なシステムがあれば、防災計画において複数の災害形態の検討や、素因、外力を考慮した検討などが容易となり、より効果的で効率的な対策の策定に役立ちます。

そこで、鉄道沿線でしばしば発生する土砂災害、強風災害、雪崩災害、落石災害を対象として、まず斜面傾斜や露岩分布などの素因抽出や、降水量や風向・風速などの外力推定を行い、次に災害の発生しやすさとして、線路での災害の発生確率や沿線斜面での安全率を評価し、得られた結果を地理情報システム(GIS)上に表示する災害ハザードマッピング技術を開発しました(図1)。素因抽出や外力推定、災害発生の可能性の評価には、鉄道総研がこれまでに開発した手法を用いるとともに、新たに開発した広域斜面の降雨時安定性解析手法や航空レーザー測量を用いた地表面変化抽出手法を用いました。

開発した災害ハザードマッピング技術により、災害が発生しやすい箇所を可視化できます。また、異なる種類の災害発生の可能性や、災害の素因、外力の大きさを一元的に表示でき、防災計画の策定に活用できます。

図1 災害ハザードマッピング技術
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