13. 指令業務における異常時コミュニケーション訓練手法

  • 指令業務における異常時のコミュニケーション技術の習得のための訓練手法を開発しました。
  • 異常時における正確かつ円滑な情報の共有や協調態勢の強化を促します。

指令業務では、異常時に列車の運転状況を管理する担当者や、乗務員や車両の運用を手配する担当者が相互にコミュニケーションを通して、正確かつ円滑に情報を共有することが重要です。そこで、現場で容易に実施可能なコミュニケーション技術習得のための訓練手法を開発しました(図1)。

訓練の参加者は各担当者役に分かれ、異常時の情報伝達場面を模擬したシナリオを体験し、さらに、訓練での会話の様子を撮影したビデオ画像を見て、相互に振り返りを行います。その1、2ヶ月後、ふだんの業務の中で適切なコミュニケーションができているかを振り返り、最後に訓練結果をフィードバックします。また、「危険であると感じた時は口調を強める」等のコミュニケーション技術の留意点を45項目に整理し、項目ごとに「重要と認識しているか」、「ふだん実行しているか」を回答するシートを作成しました。これは、意識づけやふだんの業務の振り返り時の実行度の確認に有効であり、コミュニケーション技術の習得を促します。

本訓練を受けることにより、コミュニケーション技術の重要性の認識が向上し、ふだんの業務における実行度も向上することが確認されました(図2)。本手法は、指令業務において、異常時でも正確かつ円滑な情報の共有や協力態勢の強化を促します。

図1 訓練手法の概要
図2 コミュニケーション技術の訓練前後の比較
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