23. 無線による運転保安装置用車上データベースの更新

  • 無線を活用して、運転保安装置用の車上データベース(車上DB)を更新する技術を開発しました。
  • データ正当性を確保しながら、効率的に複数台の車上DBを同時更新可能です。

近年、車上DBを利用した運転保安装置が開発、導入されています。車上DBは、線路データや車両性能データ等、列車走行時の安全を担保する重要なデータであり、その更新はコンパクトフラッシュカード等の記録媒体を用いて装置単体毎に行われているため、多大な時間と労力を要しています。

そこで、車上DBの更新を効率的に行うため、無線を活用した更新技術を開発し、運転保安装置としてATS-Dxを想定したプロトタイプ装置(図1)を試作しました。保安情報の伝送にあたり、無線免許が不要な5.6GHz帯の汎用無線機を使用すると共に、伝送量の削減を図った上で安全性を確保する伝送データの正当性確認手法(図2)と、セキュリティに配慮した伝送フォーマットを構築しました。

プロトタイプ装置による検証試験の結果、従来と同等のデータ正当性を確保でき、複数台の同時更新が可能であることを確認しました。

本成果は、車両基地における車上DB更新作業の効率化に寄与できます。

図1 プロトタイプ装置の概要
図2 伝送データの正当性確認手法の概要
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