26. 鉄道貨物輸送の評価手法

  • 貨物輸送の経済的効果や効率性などを定量評価するモデルと、鉄道貨物の輸送実態を可視化するシステムを組み合わせた、貨物交通の評価システムを開発しました。
  • 貨物輸送の課題把握と改善策の評価に活用することができます。

地球温暖化や少子高齢化などの社会問題への対応には、旅客輸送に加え、貨物輸送の効率向上も大きく寄与することが期待されています。そこで、貨物輸送の経済的効果や効率性などを総合的に評価するモデルと、貨物列車の輸送実態を可視化するシステムを組み合わせた貨物交通の評価システムを開発しました(図1)。

貨物輸送の評価については、荷主などの物流関係者の専門的な知見を踏まえて、輸送案を総合的に評価するために、5種類の評価基準要素と13種類の評価指標項目を体系化し、各指標項目を重み付けした評価モデルを構築しました。これを使用して、鉄道貨物輸送とトラック輸送などとの対比・評価を行い、鉄道貨物輸送の課題を明らかにするとともに、輸送効率を向上させる改善対策案を策定することができます。

貨物列車の輸送実態評価については、貨物列車の運転計画や荷積みの輸送計画などを入力とし、始発駅から終着駅までの走行経路と貨物の積載状況などを把握、評価できる鉄道貨物版の地理情報システム(GIS)を開発しました。これによって、貨物列車に見込まれる積載状況の現状把握と、貨物列車へのアクセス改善などの対策による輸送効率改善効果を検証することができます。

図1 貨物鉄道評価システム
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