人間科学研究部

研究部長からのメッセージ

人間科学研究部長
水上 直樹

[出身] 衛生学研究科 衛生学専攻
1993年 鉄道総合技術研究所 入社
2021年4月 人間科学研究部長に就任

人間科学研究部では、「利用者や従業員にとって鉄道をさらに安全・安心で快適なシステムにすること」を目指した研究開発を行っています。ヒューマンエラーの防止策、教育・訓練の充実化、機器・設備の人間工学的設計、駅・車内の快適性向上、環境衛生の改善など、様々なテーマに取り組んでいます。鉄道をとりまく環境や安全・安心、快適へのニーズの増加につれ、自動運転に関わる取り組みや感染症対策などテーマの範囲も広がっています。所属する研究員は30名ほどですが、上記を研究対象とするためには幅広い知識と視点が求められることから、大学の専攻分野の系統も工学、理学、人文科学など多岐にわたっています。
 現在、鉄道の様々なシステムの省人化、無人化の取り組みが進められていますが、今後も、システムの要(かなめ)となる従業員という「人」、そして何よりもお客様という「人」が大切なのは言うまでもありません。人および人が関わるシステムについて科学的に解明し、進展が著しいデジタル技術も積極的に活用して、新たなシステムや仕組みを創り出す研究に取り組んでいきたいと考えています。新しいことにチャレンジし、多くの人と協調して、粘り強く研究に取り組む意欲のある方の応募をお待ちしております。

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