浮上式鉄道技術研究部

研究部長からのメッセージ

浮上式鉄道技術研究部長
富田 優

[出身] 情報工学研究科 情報システム専攻(機械系分野)
1993年 鉄道総合技術研究所 入社
2021年4月 浮上式鉄道技術研究部長に就任

浮上式鉄道技術研究部は、磁気浮上電磁気超電導・低温の3研究室からなり、超電導磁気浮上式鉄道に関する基礎技術開発や超電導の研究開発を進めています。リニア地上コイルや車両運動などの研究を実施し、リニアレールブレーキや非接触給電技術など、在来鉄道への応用展開も始めています。また、高温超電導の分野においては国内有数の研究所です。
 超電導では、高温超電導材の物質の研究から製作・評価と言った基礎研究を実施し、分析器の開発および超電導き電や電力貯蔵などのエネルギー機器の開発まで、幅広く取り組んでいます。高温超電導バルク磁石の開発では、これまで発生磁場の世界最高記録を保有、MITなど海外の研究機関との連携も活発で、この分野では常に世界をリードしたいと思っています。
 超電導き電ケーブルを中央線のき電系統へ直接接続、電車走行実験開始! リニア走行していた宮崎実験線のガイドウェイでは、長距離超電導送電実験開始! 最強の超電導磁石の作製!世界で経験したことのない挑戦が始まります。理工系の各分野の皆さん、お待ちしています。

浮上式鉄道技術研究部