技術交流活動

実用的な軌道技術報告会

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  • 実用的な軌道技術報告会 のご案内
  • 日 時  2015(平成27)年11月27日(金) 14:00~17:00
    開催時間中、ご都合のよい時間にお越し下さい。
  • 場 所  (公財)鉄道総合技術研究所 国立研究所 インタラクションスクエア
  • 報告会の概要と件名

 鉄道総研で開発された軌道技術のうち、最近実用化されたものや実用化間近のものについて、実物展示を主体にご紹介いたします。実物に触れながら開発担当者と情報交換して頂ける絶好の機会と考えております。多くの関係者の皆様のご来所をお待ちしております。


【件名】 新幹線用レール鋼製ノーズ可動クロッシング
【概要】 現在、新幹線が高速で走行する分岐器には、高マンガン鋼製ノーズ可動クロッシングが使用されています。ただし、鋳鋼製であるため、内部の微細な空隙を完全に除去することが難しく、また、超音波による探傷検査が困難なため、内部傷の進展を把握することができません。そこで、国内の現有設備および技術を活用し、超音波探傷検査が可能で、前後のレールとの溶接が容易となる「新幹線用レール鋼製ノーズ可動クロッシング」を開発しました。
【件名】 細粒土混入率が高いバラスト軌道における生分解性ポリマーを用いた軌道補修方法
【概要】 コスト的に道床交換を行うことが難しい閑散線区においては、一般にバラストの細粒土混入率が高く、道床つき固めによる補修効果が持続しにくいという問題があります。そこで、鉄道総研では、細粒土混入率の高いバラスト道床でもつき固め補修効果が持続する、生分解性ポリマーを用いた軌道補修方法(「ポリマー安定処理工法」)を開発しました。本工法はタイタンパーを用いたつき固め補修の際に、2材からなる補修材を投入するだけの簡易な工法で、試験施工によって効果が確認されています。
【件名】 浮きまくらぎ自動補正装置 レベルキーパー(Level Keeper)
【概要】 直結軌道とバラスト軌道の境界部など軌道の剛性が急激に変化する個所においては、バラスト軌道の沈下量が不連続となって浮きまくらぎが発生しやすく、車両走行時にバラストに衝撃的な荷重が作用して軌道状態が急速に悪化します。そこで、鉄道総研では、バラスト軌道の不連続な沈下を自動的に補正して浮きまくらぎを効果的に抑制する、「浮きまくらぎ自動補正装置 レベルキーパー(開発名:自動沈下補正まくらぎAICS)」を開発しました。今回は、2016年春に発売予定の製品版に近い最終試作機をご紹介します。
【件名】 レール波状摩耗の効率的な管理ツール
【概要】 レールに発生する波状摩耗は、騒音・振動の発生原因となるだけでなく、軌道変位進みや軌道部材の劣化を助長するため適切な管理が求められています。そこで、線区に点在するレール波状摩耗の発生位置および程度を車上から一定の基準で把握するための「レール波状摩耗モニタリング装置」、および地上でレール凹凸を連続的に測定するための「レール凹凸連続測定装置」を開発しました。これら2つの装置を活用することにより、効率的なレール削正を行うことができます。
【件名】 軌道保守管理データベースシステム「LABOCS Ver.4.0」
【概要】 軌道保守管理データベースシステム「LABOCS」は、軌道変位や車両動揺などの測定データと線路形状・軌道構造等の各種環境データをチャート表示する機能に加え、軌道管理に特化した各種波形処理・分析機能を持ったソフトウェアで、JR各社をはじめとする鉄道事業者で広く使用されています。この度およそ15年ぶりにバージョンアップを行い、64bitOSのWindows7/8への対応に加え、軌道管理に有益な機能を追加いたしました。
【件名】 超軽量軌道検測装置
【概要】 従来の手押しタイプの装置よりも軽量(12kg)で、一人での離載線作業が可能な軌道検測装置です。また、検測弦長が短い(0.625m)ため、路面電車軌道にあるような急曲線(半径20m以上)も測定できます。測定項目は、軌間・水準・高低・通り・平面性の他、路面電車の併用軌道の左右フランジウェー、分岐器でのバッグゲージを同時に測ることができます。
【件名】 テルミット溶接を用いたレール頭部補修方法
【概要】 シェリング等のレール頭部きずを補修する工法として、テルミット溶接を用いたレール頭部補修方法を開発しました。当工法は、緊張器や設定替が不要であり、従来のレール更換による方法に比べ大幅なコストダウンが期待できます。ここでは当工法の施工手順、補修部の性能評価試験結果などについて紹介します。
【件名】 ジオポリマーまくらぎ
【概要】 ジオポリマーまくらぎは、アルカリ活性な粉体を水酸化ナトリウム溶液で硬化させた、セメントを使用していないまくらぎで、通常のセメントコンクリートまくらぎと同等の強度・剛性を有しています。セメントを使用していないため、一般的なセメントコンクリートに生じる酸劣化や硫酸塩劣化などの化学的劣化に対して非常に高耐久であり、セメントコンクリートに対して厳しい環境(例えば硫酸塩泉の湧水があるトンネル等)でも高い耐久性が期待できます。また、セメントを使用していないためCO2削減等の環境負荷低減効果にも優れています。
  • ※都合によりプログラムを変更させていただく場合がありますのでご了承願います。
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    公益財団法人鉄道総合技術研究所
    事業推進部 営業  遠藤
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