第10回鉄道総研講演会

超電導磁気浮上式鉄道の技術開発とその評価

山下 廣行



 超電導磁気浮上式鉄道については、昭和36年度から平成元年度にかけて運輸省に「超電導磁気浮上式鉄道検討委員会」を設置し、技術開発の進め方について検討を行い、平成2年度より山梨実験線の建設に着手するなど実用化に向けた技術開発を推進することとした。
 山梨実験線では、平成9年度4月より走行試験が開始されたが、実用化に向けた技術上のめどを立てるためには、将来の鉄道輸送システムとして、幅広い観点から技術開発を行う必要がある。このため、運輸省内に、各専門分野の学識経験者等を中心とした「超電導磁気浮上式鉄道実用技術評価委員会」を設置し、山梨実験線の試験計画、評価方法の検討や試験結果の分析等を行い、超電動磁気浮上式鉄道の実用化に関する総合的な技術評価を進めることとしている。


山下 廣行 (やました ひろゆき)
運輸省鉄道局技術企画課技術開発室長


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