第13回 鉄道総研講演会 「サイバーレール −鉄道における IT−」

第13回鉄道総研講演会


サイバーレールシステム

荻野 隆彦


 道路交通の負の遺産を解消し、安全性、効率性、環境性に優れた自動車輸送を目指すITSが推進され、成果が期待されている。ITを利用することにより、鉄道を中心とする公共交通と道路交通を、利用者から見て一体化しているシステムとして構築すれば、道路と鉄道の双方のメリットが活かされ、社会的に最善の交通機関となると思われる。これを実現するため、実空間で移動する実体と、それを表す情報をインターネット技術と移動体通信技術で結びつけた情報インフラストラクチュアを構成し、その情報基盤に立って、公共交通機関を中心としたインターモーダル輸送を鉄道の視点から支援するシステムをサイバーレールと名づける。ここでは、サイバーレールの概念について述べる。




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