風洞技術センターがISO9001:2000の認証取得

平成15年10月27日
財団法人鉄道総合技術研究所

 財団法人鉄道総合技術研究所の風洞技術センター(滋賀県坂田郡米原町)は、平成15年9月5日付けで、国際規格のISO9001:2000(品質マネジメントシステム)の認証を取得しましたので、お知らせします。

 風洞技術センターでは、平成12年10月にISO9002(品質システム:1994年版)を取得していましたが、平成12年12月に「品質システム」から「品質マネジメントシステム」として新たな規格に改訂されることとなり、新規格に適合させるべく環境を整備し、さらに品質の高い風洞試験サービスの提供を行うことを目指し、この度の認証取得となりました。
 今回の認証取得に際し、近藤善彦風洞技術センター所長は「新しい品質マネジメントシステムのもとに心を新たにし、世界トップレベルの設備の性能を維持すると共に、試験支援技術のスキルアップに挑戦したい」と述べました。

審査機関:ロイド レジスター クオリティ アシュアランス(LRQA)
LLOYD'S REGISTER QUALITY ASSURANCE
 
認証取得範囲:「風洞試験サービスの提供全般」



写真 認定証を手にする近藤善彦所長(写真左)と岩崎誠管理責任者

【参考】

ISO9000シリーズ2000年改訂のポイント

 ISO9000シリーズは2000年12月に大幅な改訂が実施され,従来の「品質システム」規格から「品質マネジメントシステム」規格となりました。主なポイントは以下のとおりです。なお,従来の規格は、本年12月で無効となります。
(1)従来のISO9001、ISO9002、ISO9003がISO9001に統一されました。
(2)あらゆる規模及び業種への適用が可能なように構成が変更されています。
(3)顧客(市場)との関係が強化(顧客満足の重視)されています。
(4)継続的改善の概念が導入されています。
(5)経営者の役割が強化されています。


風洞技術センター

 財団法人鉄道総合技術研究所の実験所の一つで、滋賀県坂田郡米原町に所在する世界トップレベルの大型低騒音風洞の運用・管理を行う部署です。所長以下13名のスタッフで構成され、風洞を使用した試験計画の策定支援から本試験ならびにその他風洞試験全般に関連する技術支援を行う部署として組織されております。  運用開始は平成8年6月で、主に、高速走行時に車体から発生する騒音制御の研究、車体に働く空気力の解明を目的とした試験を行っており、風洞設備の優秀性・安定性の維持、風洞設備の性能・利便性の向上、風洞試験を支援するために高い技術力を培う事を目標としてスタッフ全員が一丸となって取り組んでいます。




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